ジーニアスオールザタイム

ブー太 イズ リアルオールシーイングアイ

格ゲーについて思うこと

オンラインでスマブラをやっていた時に思ったこと(スマブラが格ゲーかどうかの議論は割愛する)。

遅延問題

ネット回線の問題で遅延が起きることは知られていると思う。

遅延が生じることで見てから対応できることが減り、オンラインとオフラインでは別ゲーだと言う人もいる。
だから遅延(ラグ)が起こりやすいと言われている無線でプレイしているプレイヤーは嫌われていた。

「有線でプレイしない人は挨拶できないのと一緒ですよ」と言われていた。

実際、対戦しているとラグを感じることはあった。
ただラグとは違う「何かおかしいぞ?」という感覚になったことがあった。

いつものように対戦していたのだが、相手の反応の速さに違和感があった。
実力は平均より少し強いくらいだったと思う。ただ反応は速かった。

攻守の結果はコンマ1秒の違いで反転する。ほんのわずかな違いでチャンスがピンチになる。
いつもの対戦だと、攻撃フェーズの次は守りフェーズというターン制の感覚があった。
ただこの時は、そのフェーズに割り込まれる形で攻撃されている感覚だった。

それだけだったら単純に反射神経が良いプレイヤーだなぁで済んだのだけど、そのプレイヤーは奇襲に弱かった。
こちらが奇を衒った動きをすると急に反応が鈍くなった。不意を突かれたら反応が鈍くなるのは当たり前だが、それにしてもという反応の悪さだった。

そのチグハグさが気になり、対戦したプレイヤーのTwitter(現X)を見にいった。そのプレイヤーはプレイ環境にものすごく気を遣っていた。
そこでネット回線の遅延だけでなく、モニターにも遅延が発生することを知った。
合っているかはわからないが、このチグハグさの正体はモニターの遅延による差だと思った。

この経験を経て、格ゲーをするにはプレイ環境を整える必要があることを悟った。
有線回線にするのはまだ楽だが、格ゲーの為だけにモニターを変えるのは躊躇いが生じた。
有線にしてもVDSLだとダメという情報もあった。環境を整えるのも、住んでいる場所によっては困難な場合もあった。

オンラインでは実力が評価されない

これも遅延が関係してのことが大きい。実際、強いけどラグいと言われていたプレイヤーがオフの大会に出て結果が出なかったということはある。
まぁだいたいオンラインで強い人はオフラインでも強いのだが、実力を証明するにはオフ大会に出る必要があった。今も変わっていないと思う。

そしてオフの大会は体力勝負という側面もある。大規模な大会は朝から夜まで行われる。日をまたぐ大会もある。
海外の大会だと、タイムスケジュールがガバガバなことが多く、終わるのが深夜になることもザラだった。
結局、実力を示すには体力が必要だった。








格ゲーをやる意味はあるのだろうか。
いや、格ゲーに限らず一つのことを続けることで得られることはある。

うまくいかないことが続いた時のメンタルコントロールとか。
哲学とか人生観とか。長く続けていると薄らぼんやりと見えてくることがある。
それらの経験は別の分野にも活かせるのではないかと思う。

しかし、創作に関して得られることはあるのだろうか。
格ゲーを題材にするなら話は別だが。だとしてもやり続ける必要はあるのか。

まぁ意味とか評価とか気にせずに単純に楽しめばいいだけなのだけど。
師匠(アヴァロンの人)は何で格ゲーをやっているのだろうか。単純に楽しいからかなぁ。